夜景や星景に使えるクロスフィルター Kenkoトゥインクル・スター8X

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夜景や星がキラッと輝く!おすすめクロスフィルター カメラ・機材

一般的なクロスフィルターはギラギラ感が強すぎて扱いにくいのですが、Kenkoのクロスフィルター PRO1D R-トゥインクル・スターは光条が短く主張しすぎず写真を引き立たせてくれるのでおすすめです。

Kenkoのクロスフィルター PRO1D R-トゥインクル・スターには、光条が4本の4X、光条が6本の6X、光条が8本の8Xの3種類があり、私は8Xを購入しました。

今回は、夜景や星景撮影などに使えるKenkoのクロスフィルター PRO1D R-トゥインクル・スター8Xを作例と共にレビューします。

Kenko PRO1D R-トゥインクル・スターの特徴

  • 光条が短い
  • 光条(クロス)の角度を自由に変えられる
  • 弱いソフトフィルター効果がある

一般的なクロスフィルターは光条が長くギラギラ感が強くなってしまい扱いにくいのですが、KenkoのPRO1D R-トゥインクル・スターは、光条が短く、クロスの角度を自由に調整できるのが特徴です。トゥインクル・スターは回転枠を採用していて、任意の角度に光条の角度を簡単に変更できます。

また、軽いソフトフィルター効果もあるので、別途でソフトフィルターを重ねなくても、ふんわりとした雰囲気に仕上げる事ができます。

Kenko クロスフィルター PRO1D R-トゥインクルスター 8X

Kenko クロスフィルター PRO1D R-トゥインクル・スター 8Xの表面

綺麗なイルミネーションでもフィルターなしで普通に撮ると意外と地味ですが、Kenkoのクロスフィルター『トゥインクル・スター』を使うと点光源に光条が発生しキラキラ輝き煌びやかになり、ふんわりとしたソフトフィルター効果も確認できます。

クロスフィルターなしクロスフィルターあり

クロスフィルターの注意点

玉ボケにクロスフィルターの模様が入る

Kenkoのトゥインクル・スターだけでなく、クロスフィルター全般に言える事ですが、玉ボケの内部にクロスフィルターの網目模様が写り込んでしまいます。網目の写り込みが気になる場合は、出来るだけ絞ってボケを作らない様にするしかないかと思います。

クロスフィルター使用時の玉ボケを拡大した写真が以下になります。

玉ボケにクロスフィルターの模様が入る

玉ボケにクロスフィルターの模様が入る

広角で絞ると光条が途切れる

Kenkoのトゥインクル・スターを装着して広角レンズで撮影すると光条が破線になり途切れやすくなり、更に光条の一部か欠けると言った症状が発生しました。

標準から望遠で撮影する場合は、絞りによる光条の変化はほとんど出なかったので、絞り設定はあまり気にする必要はないかと思いまが、クロスフィルターを装着して広角レンズで撮影する場合は、できるだけ絞り開放に近い絞り設定の方が良さそうです。

以下の例では、広角24mmで1段ずつ絞って、f4、f5.6、f8、f11で撮影して光条の違いを比べてみました。f8位から光条の一部か欠けたりしているのが確認できます。f11まで絞るとかなりの確率で光条の一部か欠け歪な形になっています。

クロスフィルターの広角と絞りの違いf4

クロスフィルターの広角と絞りの違いf5.6

クロスフィルターの広角と絞りの違いf8

広角24mmでf8まで絞ると所々光条の一部が欠けている

クロスフィルターの広角と絞りの違いf11

広角24mmでf11まで絞るとかなりの確率で光条の一部が欠けている

クロスフィルターを使った作例

星景や天体撮影

光源が強すぎない星景や天体撮影では、絞り開放でも光条が出るクロスフィルターはおすすめす。しかもPRO1D R-トゥインクル・スターは軽いソフトフィルター効果もあるので一石二鳥で、広角の画角でもフィルターの二枚重ねによるケラレの心配がなくなるので星景写真との相性は抜群です。

実際にPRO1D R-トゥインクル・スターを35mmの広角レンズに装着して星景写真を撮影してみた所、明るい星に光条が加わり、更に弱いソフトフィルター効果で幻想的に雰囲気に仕上がりました。

トゥインクル・スターの作例:星景

トゥインクル・スターの作例:星景

拡大すると明るい星にクロスが加わりキラキラ感が増しているのが確認できます。コマ収差も目立たなくなるので良いかもしれません。

PRO1D R-トゥインクル・スターの使用例

星にキラッとした程良い大きさのクロスが良いアクセントになります

イルミネーション

トゥインクル・スターのクロスフィルターを使う事でクリスマスツリーのデコレーションのLEDライトが程よくキラキラになり、煌びやかな雰囲気になりました。光条が短いのでイルミネーションにも使いやすいと言った印象です。

クリスマスツリーをクロスフィルターで撮影

クリスマスツリーのLEDのデコレーションライトがキラキラに!

夜景

広角レンズで撮影する夜景にKenko PRO1D R-トゥインクル・スターを使用すると、光条が短めなのでキラキラ感が控えめで程よい感じに仕上がります。

広角レンズで絞り開放でシャッタースピードを速くして夜景を撮影する場合には有効かと思いまが、絞り値を高くして使う場合は光条の欠けが発生する可能性があるのでクロスフィルターは使わない方が良さそうです。

夜景をクロスフィルターで撮影

物撮り

クロスフィルターは物撮りでも有効で、LEDなどのライトが無くても、ジュエリーやアクセサリー、腕時計などを撮影する際に、一部をキラッと輝かせると良いアクセントになり高級感を演出することができます。Kenko トゥインクル・スターの主張しすぎない短めな光条は、物撮りでも相性がバッチリかと思います。

物撮りでクロスフィルター

まとめ

Kenkoのクロスフィルター PRO1D R-トゥインクル・スターは光条が短く控えめなので、様々なシチュエーションで使えて、持っていても損は無いと思います。

個人的には、期待していた以上に星に光条が発生して、星景や天体写真と非常に相性が良さそうな印象を受けました。平凡な星空でもトゥインクル・スターを使えば、キラキラの星が良いアクセントになり、雰囲気の違った写真に仕上がるかと思います。軽いソフトフィルター効果は、ふんわりとした柔らかい雰囲気になる程度で、星を滲ませて大きくする程の強い効果は期待しない方が良いかと思います。

今までクロスフィルターを敬遠してきた人でも、Kenkoのクロスフィルター PRO1D R-トゥインクル・スターは扱いやすいので、色々な撮影に導入してみてはいかがでしょうか?