一眼カメラのショット回数を調べる方法!シャッターの寿命はどれくらい?

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シャッター回数の確認方法 カメラ基礎知識

普段シャッター回数を気にして、撮影している人は少ないと思いますが、一眼カメラのシャッターの寿命をご存じですか? カメラを購入してから何枚くらい撮影しているか気になりませんか? 特に中古で一眼カメラを購入した場合は、累計シャッター回数が気になると思います。

今回は、一眼カメラのシャッター回数を自分で調べる方法をご紹介します。

カメラのシャッターに寿命はあるの?

一眼カメラのシャッターは、機械ものなのでやはり寿命が存在します。機種によってシャッター回数の寿命に違いがありますが、エントリーモデルで10万回、中級モデルで15万回位が目安で、新しめの中級以上もしくは上級モデルであれば、20万回以上で耐久性がアップしているのがわかります。

主なカメラのシャッター耐久回数

  • ニコンD750:15万回
  • ニコンD850:20万回
  • ニコンZ6&Z7:20万回
  • ニコンD5:40万回
  • ソニーα7R III:50万回(電子先幕シャッター時)

カメラのシャッター耐久回数がどれくらいなのか詳しく知りたい場合は、メーカーのウェブサイトなどに大抵は掲載されています。シャッター回数は、ショット回数や総レリーズ回数などとも言われる場合がありますが、同じ意味になります。

カメラの総シャッター(ショット)回数を調べる方法

写真からカメラの総シャッター回数を自分で確認する主な方法としては、ウェブサイトに写真をアップロードして調べる方法とソフトウェアをPCにインストールして調べる方法の二通りがあります。

仕組みとしては、通常は見る事の出来ないExifデータの中から、シャッター回数を表示させるという方法です。デジカメで撮影した写真には、Exifデータと言うものが含まれていて、中でもカメラの機種、撮影時のカメラの設定、レンズの焦点距離などの情報は比較的簡単に表示が可能です。しかし、シャッター回数は、一般的なExifデータの閲覧方法では表示されることはありません。

Exifデータを含んだ画像の準備

まず、総シャッター回数を調べるには、写真にExifデータが含んでいなければ、見ることができないので、適切な画像を準備する必要があります。

LightroomやPhotoshopなどで加工するとシャッター回数のデータが消えてしまうので、加工前のjpgもしくはRAWデータが必要になります。

ウェブサイトで確認

一番手軽で簡単なのがウェブサイトに写真をアップロードする方法です。アップロードするだけで、自動的に総シャッター回数(累計撮影枚数)を表示してくれるショット数.comが便利です。

ショット数.com

ただし、画像形式はjpg10MBまでという制限があるので、一眼カメラで撮影した画像となると、10MBを超えてしまう場合がほとんどなので、ショット数を調べるために小さいサイズで撮影したjpg画像を用意する必要があります。

今回は自分が使っているニコンD750の総シャッター回数を調べてみた結果は、約36000回でした。寿命の目安とされる15万回まで、まだ1/4程度なので、とりあえず心配なさそうです。

ショット数.comキャプチャ

ショット数.comでシャッター数を調べる

ソフトウェアで確認

写真のExifデータの詳細を見ることができる無料のソフトウェア『XnView』を自分のPCにインストールすれば、カメラのシャッター回数を調べることができます。XnViewは500種類以上の画像形式を表示できる画像ビューワーで簡単な加工も可能です。写真データをウェブサイトにアップロードするのに抵抗のある方には、ソフトウェアがおすすめです。

XnView公式ウェブサイト

XnViewをダウンロードし、インストールします。
※インストール時には日本語は出てきませんが、英語でインストールしても、XnViewを起動させると日本語で表示されます。

ただ単にシャッター回数を調べるだけなので、初期設定は特に何もしないで、そのまま立ち上げてPC内の写真を選択するだけです。XnViewは、RAWデータでも読み込むことが可能なので、わざわざ撮影する手間も必要ありません。

PC内の写真を選択し、【EXIF】タブをクリックすると、Makernotesと言う項目があるので、その中の【総レリーズ回数】がシャッター回数にあたります。

XnViewでシャッター回数を調べる

XnViewでシャッター回数を調べる方法

まとめ

自分のカメラの総シャッター回数を調べると、自分の撮影頻度などと考慮すれば、あとどれ位の寿命なのか把握できるので、時間のあるときに調べてみてはいかがでしょうか?

一眼カメラを中古で購入する場合は、購入前にショット回数とその機種のシャッター耐久回数を調べておくと良いかもしれません。

おそらく、外観が綺麗な中古品は使用頻度が低い=ショット回数が少ないと考えても大丈夫だと思いますが、並品程度の状態だとある程度の使用頻度があり、ショット回数も多くなる傾向があるので、選ぶ時の目安として覚えておくと便利です。