絶景撮影スポット【第一只見川橋梁ビューポイント】の撮り方

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絶景撮影スポット【第一只見川橋梁ビューポイント】の撮り方 風景

福島県にある第一只見川橋梁は、撮り鉄じゃなくてもカメラマンなら一度は訪れてみたい絶景撮影スポットの一つです。四季を通して様々な表情が楽しめて、アクセスも比較的簡単なので初心者の方でも気軽に絶景が撮影できます。

今回は第一只見川橋梁ビューポイントで写真撮影する為のアクセス方法やカメラ設定、適切なレンズなどを詳しくまとめてみました。

第一只見川橋梁への交通アクセス

第一只見川橋梁ビューポイントは、福島県大沼郡三島町にある「道の駅尾瀬街道みしま宿」の駐車場から最上部のポインまではゆっくり歩いて10分弱程です。道の駅みしま宿の駐車場は広いので満車になる心配はありません。

道の駅「尾瀬街道みしま宿」看板

道の駅「尾瀬街道みしま宿」外観

住所 福島県大沼郡三島町川井
駐車場 あり(道の駅 尾瀬街道みしま宿の駐車場)

第一只見川橋梁ビューポイントへの行き方

第一只見川橋梁ビューポイントの撮影スポットは、B地点、C地点、D地点の3カ所があり、道のりはしっかりと整備された遊歩道なのでスニーカーでもOKです。ただし積雪のある冬はスノーブーツとスパイク(アイゼン)が必要になります。

歩く距離は短いですが、結構急勾配の階段が続くので体力に自信のない方は時間に余裕をもって行く事をおすすめします。また、ビューポイントにはトレイがないので、道の駅のトイレで用を足しておいてください。

スタートの目印は電話ボックス

道の駅の奥手に案内看板があり、その近くの電話ボックスがスタートの目印になり、そのままトンネルの方向へ歩いていきます。案内看板には電車が通過する時刻表もあるので、忘れずにチェックしておいた方が良いかもしれません。

第一只見川橋梁ビューポイントの案内看板

電話ボックス

ビューポイント遊歩道入り口

トンネルの横まで歩くと第一只見川橋梁ビューポイント遊歩道の入り口に到着し、ここから階段が始まります。看板にはAと表記されていますが、A地点は撮影ポイントではありません。

第一只見川橋梁ビューポイントの入り口

階段を1~2分程進むと分かれ道があり、そのまま真っすぐ行くとB地点に到着します。

分かれ道

撮影ポイントB地点

第一只見川橋梁ビューポイントB地点は、3人程が撮影できるスペースがあります。

第一只見川橋梁ビューポイントのB地点

焦点距離24mmで撮影すると以下の様な画角になります。B地点は広角で撮影すると上下左右の枝の写り込みが気になるので、望遠レンズを使った撮影に向いています。

第一只見川橋梁ビューポイントのB地点からの景色

24mmで撮影した場合の画角

撮影ポイントC地点

B地点から5分ほど進むと第一只見川橋梁ビューポイントC地点に到着します。

第一只見川橋梁ビューポイントC地点も、3~4人程度が撮影できるスペースがありますが、場所によっては手前の枝が写り込むので早めにベストポジションを確保する必要があります。

第一只見川橋梁ビューポイントのC地点

焦点距離24mmで撮影すると以下の様な画角になり、手前の草木や左側の木の枝が写り込んでしまいます。景色全体を入れずに、橋付近をズームレンズで切り取るような構図で撮影するなら問題ないかと思います。

第一只見川橋梁ビューポイントのC地点からの景色

24mmで撮影した場合の画角

撮影ポイントD地点

C地点から更に1~2分ほど進むと鉄塔が見えてくるので、そこが第一只見川橋梁ビューポイントD地点になります。D地点の撮影スペースは鉄塔の横のフェンス沿いに10人程度が撮影でき、他の撮影ポイントと比べると一番眺望が良くおすすめです。

第一只見川橋梁ビューポイントのD地点への階段

D地点へは鉄塔が目印

第一只見川橋梁ビューポイントのD地点

D地点から焦点距離35mmで撮影すると以下の様な画角になります。気になる枝などの写り込みが殆どないので、広角で景色全体を撮影したり、ズームで切り取ったり、縦位置や横位置にしたりと、様々な撮影が楽しめます。

第一只見川橋梁ビューポイントのD地点からの景色

35mmで撮影した場合の画角

第一只見川橋梁の電車通過時刻

第一只見川橋梁ビューポイントからの景色は電車無しでも十分綺麗ですが、やはり電車と一緒に撮影しないと意味がないので、電車の通過時刻を把握しておく必要があります。親切にも各ビューポイントの看板に電車通過時刻表が貼ってあるので現地でも確認する事ができます。

撮影におすすめの時間帯は朝で、6:05、7:23、7:41、9:01、9:20がチャンスとなります。時期によって日の出時刻が変わるので季節に合わせて撮影時間を選ぶと良いと思います。

第一只見川橋梁の電車通過時刻表

第一只見川橋梁の電車通過時刻表

第一只見川橋梁の撮影方法

必要機材

第一只見川橋梁は手持ちでも撮影可能ですが、三脚があれば電車が通過する前から構図を決めてスタンバイする事ができ、ブレなどの失敗を回避する為にも三脚を使用するのが無難です。また、決定的瞬間を逃さないように連射するのでレリーズもあったほうが良いです。

  • 三脚
  • レリーズ

どんなレンズが良い?

景色を含めて第一只見川橋梁と電車を撮るのであれば24-70mmや24-105mmなどの標準ズームレンズ、橋を通過する電車を大きめに切り取りたい場合は70-200mmなどの望遠ズームレンズが良いかと思います。

急勾配の階段を歩く必要があるので、使わないレンズは持って行かずに、必要最小限の荷物にしておく事をおすすめします。

カメラの基本設定

一番重要なのは電車がブレないような十分な速さのシャッタースピードに設定する事です。第一只見川橋梁を通過する時の電車は通常よりも遅いスピードで走行してくれるので、シャッタースピードは1/250程度あれば十分です。撮影する時間帯にもよりますが、始発の時間帯だと季節によっては薄暗いのでISO感度を上げる必要があります。

カメラの基本設定は以下になります。

  • 露出モード:絞り優先 or マニュアル
  • シャッタースピード:1/250もしくはそれよりも早く
  • 絞り:f8前後
  • ISO:シャッタースピードを見ながら調整
  • 連射モード

撮影時のポイント

基本的に電車が橋に近付くと警笛を鳴らしてくれるので、撮影するタイミングがわかるのですが、時々鳴らさない場合もあるので、時計を見ながら準備しておくことが重要です。

電車が来たら慌てず、電車が橋の中央付近を通過する前後の間、レリーズのシャッターボタンを押し続け連射します。念の為、事前に連射モードになっているかどうか、レリーズが正常に作動するか、試し撮りをしておいた方が良いでしょう。

第一只見川橋梁を撮影する季節と時間帯

第一只見川橋梁は一年を通して絶景ですが、特に夏の川霧、秋の紅葉、冬の雪景色の時期が特に綺麗で撮影におすすめです。

夏の川霧

第一只見川橋梁で夏の川霧を撮影するには、6月中旬から9月中旬がおすすめです。川霧が発生しやすい条件としては前日に雨が降っていた次の日の早朝で、できるだけ風が弱い日を選ぶのがポイントです。

夏の時期は日の出時刻が早いので、狙い目は6:05、7:23、7:41の3回です。9時台になると霧が晴れやすく、太陽の位置が高くなるので平凡な写真になってしまいます。

秋の紅葉

紅葉の第一只見川橋梁を撮影するには、その年によって若干時期がズレますが、10月下旬から11月初旬の2週間程度になります。

紅葉の時期は日の出が6:00頃なので、狙い目は6:05、7:23、7:41、9:01、9:20になり、一番のおすすめは7時台の2回です。始発の6:05は少し薄暗いのでISO感度を上げる必要があり撮影の難易度は高くなります。9時台はほぼ順光に近い角度の太陽になり、紅葉の鮮やかな色が出しやすくなります。

紅葉の第一只見川橋梁

11月の9時台に撮影

冬の雪景色

真っ白に雪化粧した冬景色の第一只見川橋梁を撮影するには、12月下旬から2月下旬頃のドカ雪直後の早朝がおすすめです。降雪直後であれば木の枝にも雪が積もり辺り一面真っ白になります。

冬の時期は日の出が7:00頃なので、狙い目は7:23、7:41、9:01、9:20になります。7時台だと奥の山に朝日が当たりますが、橋の辺りは日陰になります。

冬の第一只見川橋梁

2月の7時台に撮影

まとめ

福島県にある第一只見川橋梁は、アクセスが比較的容易で誰でも簡単に絶景写真が撮れるおすすめの撮影スポットで、四季折々の違った表情の写真が撮れるのも魅力で、一度訪れると何度もリピートしたくなる場所です。

鉄道に興味がなくても、絶景写真が撮りたい方は是非訪れてみてはいかがでしょうか?