長期にわたるデフレからインフレに変わりつつある日本の経済は今後、銀行にお金を預けてても増えるどころか、物価上昇と共にお金の価値が下がり目減りしてしまうリスクがあります。2024年からスタートする新NISAは投資枠も拡大し、非課税期間も無期限になるなどメリットが多いので資金に余裕があれば株式投資してみるのも良いかもしれません。
今回は、カメラや写真を趣味とした人向けの株式投資のおすすめ銘柄を配当利回りやお得な株主優待など詳しく解説します。
カメラメーカー
まずはカメラ本体を製造する日本を代表する大企業の株式銘柄です。自分の所有するメーカーや好きなメーカーを投資先として選ぶのも良いかと思います。いずれもカメラ業界のトップメーカーであり、今後も安定した成長が期待できます。また、カメラ業界は、スマートフォンのカメラ機能の進化や、動画撮影の需要拡大など、さまざまな変化が起きつつありますが、これらの銘柄は、そういった変化に対応した製品やサービスを展開していて、成長の余地はあるかと思います。
ソニーグループ (6758)
ソニーグループは、株価が高めで配当金が少ないので投資初心者には少しハードルが高い銘柄です。業績が良ければ大きな株価上昇が見込める銘柄なので、キャピタルゲイン(売買差益)での利益が期待できます。
株主優待は年5回まで使える15%割引券がもらえるので、高額なソニー製品を購入する際に利用すればお得感があります。
銘柄名 | ソニーグループ |
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銘柄コード | 6758 |
株価 | 12,245円 |
配当 | 75円 |
株主優待 | 15%割引券(1年間有効) |
※2023年10月26日時点
ニコン(7731)
ニコンはカメラメーカーのイメージが強いですが、半導体露光装置や医療事業にも力を入れている企業です。ニコンは、株主優待はありませんが、配当利回りは約3%あり、最低投資金額が20万円以下で投資初心者にとってハードルが低いのが魅力です。
銘柄名 | ニコン |
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銘柄コード | 7731 |
株価 | 1,428円 |
配当 | 50円 |
株主優待 | なし |
※2023年10月26日時点
キヤノン(7751)
キヤノンはカメラだけでなく、事務機器や医療機器も手掛けるOA機器総合メーカーです。キヤノンは配当利回りが4%弱あるのが魅力の銘柄で、株主優待はありません。
銘柄名 | キヤノン |
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銘柄コード | 7751 |
株価 | 3,636円 |
配当 | 140円 |
株主優待 | なし |
※2023年10月26日時点
パナソニック ホールディングス(6752)
パナソニックはご存じの通り電気機器を製造販売している総合家電メーカーで、白物家電が主軸ですが、それ以外にも様々な事業を展開しています。配当利回りは2.5%前後で、株主優待はありません。
銘柄名 | パナソニック ホールディングス |
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銘柄コード | 6752 |
株価 | 1,461.5円 |
配当 | 30円 |
株主優待 | なし |
※2023年10月26日時点
富士フイルムホールディングス(4901)
富士フイルムホールディングスはカメラや写真関連製品だけでなく、医療機器から化粧品やサプリメントといったヘルスケア事業も展開している企業です。配当利回りは1.7%前後で、株主優待は自社グループのヘルスケア商品を株主優待割引で購入できます。
銘柄名 | 富士フイルム |
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銘柄コード | 4901 |
株価 | 8,244円 |
配当 | 150円 |
株主優待 | ヘルスケア商品の優待割引販売 |
※2023年10月26日時点
レンズメーカー
タムロン (7740)
タムロンは一眼カメラのレンズはもちろんですが、監視カメラをはじめ、車載カメラや医療機器など、あらゆるレンズを製造しているレンズの専業メーカーです。タムロンの配当利回りは3%弱と良好で、株主優待はありません。
銘柄名 | タムロン |
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銘柄コード | 7740 |
株価 | 4,120円 |
配当 | 125円 |
株主優待 | なし |
※2023年10月26日時点
家電量販店
家電量販店は株主優待に力を入れている銘柄が多いのが特徴です。株主優待の割引券を利用して一眼カメラやレンズ、カメラ関連グッズを購入することが可能です。。
ビックカメラ (3048)
ビックカメラは、国内大手の家電量販店で全国の主要な駅周辺を中心に店舗を展開している企業です。 配当もあり、株主優待は年2回(2月と8月)で発行から約6カ月有効の優待割引券が合計で3000円(1000円×3枚)もらえます。優待割引券はビックカメラだけでなく、グループ店舗のソフマップやコジマの店頭、ネットショップ(コジマ以外)で利用が可能で、利用金額に制限がないので非常に使い勝手が良いのが特徴です。差額のお釣りは戻ってこない点は注意が必要です。
ネットショップで株主優待が使えますが、優待券を郵送する必要があり手続きが面倒なので店頭で使うのがよさそうです。
ビックカメラ公式ウェブサイト ⇒ 株主優待制度
銘柄名 | ビックカメラ |
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銘柄コード | 3048 |
株価 | 1,108円 |
配当 | 15円 |
株主優待 | 買い物優待券 合計3,000円(1,000円×3枚、約6カ月間有効) ※年2回(2月、8月) ※保有株数や年数によって変動あり ※ビックカメラ、ソフマップ、コジマのグループ店舗でも利用可 ※ネットショップ(コジマを除く)でも利用可(手続きが面倒) ※1,000円未満でも使用できる(差額のお釣りは出ない) |
※2023年10月26日時点
ヤマダホールディングス (9831)
ヤマダホールディングスは、全国にある家電量販店ヤマダ電機を中心に、住宅・リフォーム、家具なども扱う企業です。ヤマダホールディングスは少額で投資できる銘柄で、配当もありつつ、株主優待は年2回(3月と9月)あり、店頭で使える優待割引券が合計で1500円(500円×3枚)もらえます。
優待割引券は合計1000円(税込)以上の買物時に1000円ごとに1枚利用可となっているので、最大で50%割引券と考えて良いかと思います。
ヤマダホールディングス公式ウェブサイト ⇒ 株主優待制度
銘柄名 | ヤマダホールディングス |
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銘柄コード | 9831 |
株価 | 462.9円 |
配当 | 12円 |
株主優待 | 優待割引券 合計1,500円(500円×3枚、約6カ月間有効) ※年2回(3月、9月) ※保有株数によって変動あり ※店頭での利用のみ(ネットショップは不可) ※合計1,000円(税込)以上の買物時に1000円ごとに1枚利用可 |
※2023年10月26日時点
ケーズホールディングス (8282)
ケーズホールディングスは、全国にある家電量販店のケーズデンキを展開する企業で、配当利回りが3%強あり、株主優待は年2回(3月と9月)あり、店頭で使える買い物優待券が合計2000円(1000円×2枚)もらえます。ケーズホールディングスの買い物優待券は制限が少ないので非常に使い易いのが特徴で、差額のお釣りはでませんが1000円未満でも利用可能です。
ケーズホールディングス公式ウェブサイト ⇒ 株主優待
銘柄名 | ケーズホールディングス |
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銘柄コード | 8282 |
株価 | 1,382.5円 |
配当 | 44円 |
株主優待 | 買い物優待券 合計2,000円(1,000円×2枚、約6カ月間有効) ※年2回(3月、9月) ※保有株数や年数によって変動あり ※店頭での利用のみ(ネットショップは不可) ※1,000円未満でも使用できる(差額のお釣りは出ない) ※1回の買い物で最大32枚まで利用可能 |
※2023年10月26日時点
コジマ (7513)
コジマは、ビックカメラ傘下の家電量販店を展開する企業で、配当利回りが2%強あり、株主優待は年2回(2月と8月)あり、それぞれ1000円の買い物優待券が貰えます。優待割引券はコジマだけでなく、グループ店舗のビックカメラ、ソフマップの店頭、もしくはコジマのネットショップで利用が可能なので、比較的使い易いのが特徴です。
ただし、コジマネット(ネットショップ)で株主優待を使う場合は、ビックカメラと同様に郵送する必要があり手続きが面倒です。
ヤマダホールディングス公式ウェブサイト ⇒ 株主優待制度
銘柄名 | コジマ |
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銘柄コード | 7513 |
株価 | 645円 |
配当 | 14円 |
株主優待 | 買い物優待券 合計2,000円(1,000円×2枚、約6カ月間有効) ※年2回(2月、8月) ※保有株数や年数によって変動あり ※コジマ、ビックカメラ、ソフマップのグループ店舗でも利用可 ※ネットショップ(コジマのみ)でも利用可(手続きが面倒) ※1,000円未満でも使用できる(差額のお釣りは出ない) |
※2023年10月26日時点
エディオン (2730)
エディオンは、中部、西日本を基盤とした家電量販店を展開する企業で、配当利回りが約3%あり、株主優待は年1回、エディオンで使えるギフトカード3000円分が貰えます。エディオンギフトカードは店頭だけでなく、ネットショップでも利用可能で、1円単位の支払いができるので非常に使い易いです。
エディオン公式ウェブサイト ⇒ 株主還元
銘柄名 | エディオン |
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銘柄コード | 2730 |
株価 | 1,473円 |
配当 | 44円 |
株主優待 | エディオンギフトカード3,000円(1年間有効) ※年1回(3月) ※保有株数や年数によって変動あり ※店頭、ネットショップの両方で利用可 ※1円単位での支払いが可能 |
※2023年10月26日時点
中古カメラ販売・買取
シュッピン (3179)
シュッピンはマップカメラを運営している会社で、カメラを軸に新品・中古品やをECサイトと実店舗で販売しています。株価は比較的安いので投資初心者でも買いやすい銘柄かと思います。株主優待は5000円割引券が年1回貰えるので、中古のカメラやレンズを買う人にはおすすめです。株主優待だけでなく、配当利回りが3%弱あるので長期保有するのも良さそうな銘柄です。
シュッピン公式ウェブサイト ⇒ 株主優待情報
銘柄名 | シュッピン |
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銘柄コード | 3179 |
株価 | 984円 |
配当 | 33円 |
株主優待 | 5,000円割引&査定5%UP券×1枚(1年間有効) ※年1回(3月) ※保有株数や年数によって変動あり ※店頭、ネットショップの両方で利用可 |
※2023年10月26日時点
まとめ
現在の日本の金利を考えると銀行にお金を預けているだけでは資産は増えませんが、株式投資であれば株価が上昇すれば、配当金だけでなくキャピタルゲイン(売買差益)でも利益を得て資産を増やすことができます。自分の好きなカメラやレンズメーカーの株を購入するのも良いですし、株主優待目当てで投資するのも全然アリかと思います。
ただし、株式投資は自己責任であり市場の変動やリスクを理解した上で、慎重に投資判断を行うことが重要です。