写真編集・RAW現像向けおすすめノートパソコンと選ぶ時のポイント

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写真編集やRAW現像におすすめのノートパソコン カメラ・機材

一眼カメラのRAW現像や写真編集に向いているおすすめノートパソコンと選ぶ時のポイントをわかりやすくまとめてみました。様々な種類のノートパソコンが発売されていますが、写真編集する際に重要となるCPUやメモリ容量、正確な色を表示できるモニターなど、カメラマンに最適なモデルを厳選してご紹介します。

写真編集向けノートPCの選ぶ時のポイント

メーカーによってはクリエイター向けのラインナップがあり、写真編集がしやすいスペックのノートパソコンが用意されている場合もあります。また、写真編集向けのノートパソコンは、一般的なモデルに比べると高性能で、スペック的にはゲーミングノート(ゲーム用)に近いので、ゲーミングノートを写真編集用として代用するのもアリです。

ノートパソコンは、デスクトップPCとは違い、限られたスペースしかないのでBTOパソコンであっても拡張性が低く、カスタマイズ可能な部分はメモリやストレージのSSDなどに限定される場合がほとんどです。

RAW現像向けパソコンの選び方!写真編集に必要なスペックは?
写真編集やRAW現像に適したパソコンを選ぶ際の重要なポイントをまとめてみました。CPUやメモリ、ストレージなどポイントを押さえておけば簡単です。写真編集やRAW現像用のパソコンは、自分に合ったスペックにカスタマイズできるBTOパソコンがおすすめです。

サイズ

ノートパソコンのサイズは主に14型、15型、16型が主流になりますが、持ち運ぶ頻度でどのサイズにするかを選ぶのが良いかと思います。

14型

14型は、画面サイズが14インチで、軽量なモデルが多いので頻繁に持ち運び、主に外出先で写真編集を行ったり、サブ機として使う場合におすすめです。

15型

15型は、画面サイズが15.6インチで、持ち運びにもそれ程苦にならないサイズ・重量のモデルが多いので、時々、持ち運んで外出先でも使うという方におすすめです。

16型

16型は、画面サイズが16インチで15型より若干大きい程度でそれほど変わりはなく、持ち運んで外出先でも使うという方におすすめです。現在の主流は16型になりつつあり、様々なモデルがラインナップされていて、選択肢が豊富なのが特徴です。

モニター

色域

写真編集をする場合、やはり正しい色で表示できるかどうかが重要で、できるだけ広い色域をカバーしているモニターのノートパソコンを選ぶのがポイントです。目安としては、sRGBを100%近くカバーできていれば、モニターキャリブレーションを行うことで正確な色で作業が行えます。

クリエイター向けのノートパソコンの場合、色域の広いディスプレイを採用しているモデルが多いのが特徴です。

モニターのキャリブレーションとは?正確な色で写真編集しよう
PCのモニターをキャリブレーションして正確な色に調整することで、写真や動画編集、印刷などで最適な色の表現が可能になります。カラーマネジメントモニターでなくても、一般的なモニターやノートPCもキャリブレーションする事で正しい色を表示できるようになります。今回は、写真現像に重要なモニターの色を調整するキャリブレーションについて詳しく解説します。
i1 Display Proの使い方:普通のモニターをキャリブレーションする方法
X-Rite社のi1 Display Pro(Calibrite社のColorChecker Display Pro)を使ってカラーマネジメント機能のない普通のモニターをソフトウェアキャリブレーションする方法をご紹介します。

解像度

ノートパソコンのモニター解像度はフルHD(1920×1080)が一般的ですが、写真編集する場合は、フルHDよりも大きいWUXGA(1920×1200)やWQXGA(2560×1600)の方が作業領域が広いので編集作業がしやすくなります。

メモリ

RAW現像や写真編集する場合、メモリ容量は重要な要素最低でも16GBは必要になり、高解像度の写真を扱う場合や動画編集も行う場合は32GBあると安心です。

写真編集ソフトの動作要件として、メモリは8GB以上がほとんどですが、推奨は16GB以上になっている場合がほとんどです。

CPU

CPUは処理速度を左右する重要な要素の一つで、早いCPUほど高額になってしまいます。RAW現像や写真編集する場合は、IntelのCore iシリーズi7やAMD Ryzen 7が理想ですが、Intel Core i5やAMD Ryzen 5でも写真編集は可能です。

GPU(グラフィックボード)

写真編集作業の大部分ではあまりGPUは使用されませんが、最近のRAW現像ソフトの一部機能でGPUを使う場合があるので、グラフィックスのGPUはあったに越したことはありません。写真編集が主な用途であれば超高性能である必要はなく、単体GPUのエントリーモデルでも十分にその恩恵を実感できます。

もし、動画編集も行う場合は、より高性能なGPU搭載モデルを選ぶのがおすすめです。

ストレージ

写真編集で使うノートパソコンのストレージは、M.2 SSDで最低でも512GB、様々なソフトウェアをインストールして使いたい場合は1TB以上はあると安心です。BTOパソコンであれば、注文時のオプションでストレージ容量を増やすことも可能です。

最近のノートパソコンのストレージには、HDDを搭載しておらずSSDのみが主流となっていて、あまり容量に余裕がないので、必要なものだけをパソコン内に保存するといった使い方になります。それ以外の写真などは、外付けHDDやSSDへの保存が基本となります。

SDカードスロット

ノートパソコンは、SDカードスロットが無かったり、あってもMicro SDのみの場合もあるのですが、外付けのカードリーダーやハブで対応できるので、特にこだわる必要はないと思います。

USBスロット

大抵のノートパソコンにはUSBスロットが3、4個ほど付いていますが、USBタイプCでThunderbolt対応であれば、外部モニターやストレージへの接続、充電など拡張性が高くなり多くのメリットがあるので、選ぶ際の一つのポイントととなります。

写真編集向けおすすめノートパソコン

14型

マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A


マウスコンピューターのDAIV Rシリーズはエントリー向けのクリエイターノートPCで、DAIV R4-I7G50WT-Aは、14型のサイズで1.42kgと軽量でありながらRAW現像も難なくこなせるモデルです。ディスプレイの色域はsRGB比100%と広いので、写真編集にも対応できます。

また単体GPUを搭載しているので、簡単な動画編集などもストレスなく快適に行うことが可能です。

価格:税込179,800円~

【公式ホームページ】⇒ マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A
ディスプレイ 14インチ
解像度 フルHD(1920×1080)
色域 sRGB比100%
CPU インテル Core i7-12650H (2.30GHz)
メモリ 16GB
グラフィックス GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU (6GB)
ストレージ M.2 SSD 500GB(NVMe Gen4×4)
本体重量 約 1.42kg
その他 Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

マウスコンピューター DAIV Z4-I7I01SR-A

マウスコンピューターのDAIV Zシリーズはハイスペック&軽量のクリエイターノートPCで、DAIV Z4-I7I01SR-Aは、14型のサイズで975gと超軽量なので外出先でRAW現像や写真編集を行う機会の多い人におすすめです。また、ディスプレイの色域はsRGB比100%と広く、モニター解像度がフルHDよりも少し高さがあるWUXGA(1920×1200)なので写真編集の作業がしやすいのが特徴です。

GPUが内蔵型のインテル Iris Xe グラフィックスで、独立型のGPUに比べると若干の性能は劣りますが、内蔵型GPUとしては高性能で、写真編集ソフト程度の負荷ならある程度の効果が期待できるかと思います。

価格:税込199,800円~

ディスプレイ 14インチ
解像度 WUXGA(1920×1200)
色域 sRGB比 100%
CPU インテル Core i7-1360P (2.2GHz)
メモリ 16GB
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス(内蔵型)
ストレージ M.2 SSD 500GB(NVMe Gen4×4)
本体重量 975g
その他 Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

マウスコンピューター DAIV S4-I7G60CB-B

マウスコンピューターのDAIV SシリーズはコンパクトなクリエイターノートPCで、DAIV S4-I7G60CB-Bは、14型のサイズで、標準でメモリ32GB、ストレージ1TBと余裕のあるスペックでRAW現像や写真編集だけでなく、独立GPUも搭載しているので動画編集もサクサク行えます。

ただし画面サイズがフルHDなので少し物足りなさが有るかもしれません。画面サイズが気になる場合は、WQXGA(2560×1600)と作業領域が広いDAIV Zシリーズの16型が良いかもしれません。

価格:税込229,900円~

ディスプレイ 14インチ
解像度 フルHD(1920×1080)
色域 sRGB比 100%
CPU インテル Core i7-13700H (2.4GHz)
メモリ 32GB
グラフィックス GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU(8GB)
ストレージ M.2 SSD 1TB(NVMe Gen4×4)
本体重量 約 1.78kg
その他 Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

GIGABYTE AERO 14 OLED

GIGABYTEのクリエイター向けノートパソコンAEROシリーズのAERO 14 OLEDは、14インチの有機ELディスプレイDCI-P3の色域カバー率100%でsRGBよりも25%多くの色をカバーしていて、QHD+(2880×1800)という余裕のあるサイズなので写真編集を快適に行う事ができます。また、GPUも高性能なので、動画編集にも強いモデルです。

MicroSDカードのみのスロットなので、別途でSDカードリーダーが必要になってきます。

価格:税込236,500円~

【パソコンSHOPアーク】⇒ GIGABYTE AERO 14 OLE
ディスプレイ 14インチ
解像度 QHD+(2880×1800)
色域 DCI-P3色域カバー率100%
CPU インテル Core i5-12500H
メモリ 16GB
グラフィックス GeForce RTX™4050 Laptop GPU (6GB)
ストレージ 1TB(M.2 SSD )
本体重量 1.49kg
その他 Thunderbolt 4×2、Wi-Fi 6E、MicroSDカードリーダー

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VU

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ASUS(エイスース)のZenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VUは、14.5インチのQHD+(2880×1620)の有機ELディスプレイDCI-P3の色域カバー率100%でsRGB比で133%の色をカバーしています。また、ZenBook Pro Duoの最大の特徴は、メインディスプレイとは別に細長いセカンドディスプレイを搭載した2画面ノートパソコンです。写真編集や動画編集をする場合、2画面にすることで作業範囲が広がり効率よく作業することが可能です。

メモリ32GB、高性能GPUを搭載しているので、動画編集も難なくこなせるハイスペックなクリエイター向けのモデルとなっています。

価格:税込399,800円

【公式ホームページ】⇒ ASUS ZenBook Pro Duo 15 OLED UX582LRicon
ディスプレイ 14.5インチ
解像度 QHD+(2880×1800)+ ScreenPad(2880X864)
色域 DCI-P3色域カバー率100%
CPU インテル Core i9-13900H
メモリ 32GB
グラフィックス GeForce RTX 4050 Laptop GPU (6GB)
ストレージ M.2 SSD 1TB(NVMe Gen4×4)
本体重量 1.75kg
その他 Thunderbolt 4 x 2、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

15型

VAIO S15

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高品質な日本製ノートパソコンにこだわるならカーボンボディのおしゃれなVAIO S15がおすすめです。VAIO S15の初期段階では、写真編集用としては若干スペックが物足りないので、CPUやメモリ、ストレージ容量、ディスプレイなどのカスタマイズをすると快適に使うことができます。

特にAdobe RGBの色域を100%カバーする4Kディスプレイがおすすめです。CPUは処理の早いCore i5を搭載しているので、写真編集であれば問題ありませんが、できれはCore i7にして、ストレージやメモリの容量も増強下ほうが安心です。

価格:税込174,800円~

【公式ホームページ】VAIO S15 カスタマイズモデル VJS1558
ディスプレイ 15.6インチ
解像度 フルHD(1920×1080)もしくは4K(3840×2160)
色域 Adobe RGB 100%(4Kの場合)
CPU インテル Core i5-12500H
メモリ 16GB
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス(内蔵型)
ストレージ 128GB(スタンダード SSD )
本体重量 約2.25kg
その他 Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

おすすめカスタマイズ

    • ディスプレイ:4K(3840×2160)
    • CPU:インテル Core Core i7-12700H
    • メモリ:32GB
    • ストレージ:1TB以上

16型

マウスコンピューター DAIV Z6-I7G50SR-A

マウスコンピューターのクリエイター向けノートパソコンのDAIV Z6-I7G50SR-Aは、16型で、独立GPUを搭載しているので負荷のかかる写真編集機能やちょっとした動画編集もこなせるモデルです。ディスプレイの色域はsRGB比100%と広範囲で、アスペクト比16:10のWQXGA(2560×1600)で作業領域が広く写真編集に最適です。

価格:税込209,800円~

 

ディスプレイ 16インチ
解像度 WQXGA(2560×1600)
色域 sRGB比100%
CPU インテル Core i7-12650H (2.30GHz)
メモリ 16GB
グラフィックス GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU(6GB)
ストレージ M.2 SSD 500GB (NVMe Gen4×4)
本体重量 約 1.59kg
その他 Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

マウスコンピューター DAIV N6-I9G90BK-A

マウスコンピューターの3DCGやCADなど高負荷な作業も可能なハイエンドクリエイター向けノートパソコンのDAIV N6-I9G90BK-Aは、16型でモニターの解像度がWQXGA(2560×1600)で大きめでRAW現像や写真編集作業がしやすいのが特徴です。ディスプレイの色域はsRGB比100%なので、キャリブレーションを行えばある程度正確な色で作業が行えます。

高性能なCPU&グラフィックを搭載しているので、動画編集をするならDAIV N6シリーズの方がおすすめです。

価格:税込549,800円~

 

ディスプレイ 16インチ
解像度 WQXGA(2560×1600)
色域 sRGB比 100%
CPU インテル Core i9-13900HX (2.20GHz)
メモリ 64GB
グラフィックス GeForce RTX™ 4090 Laptop GPU (16GB)
ストレージ M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4)
本体重量 約 2.44kg
その他 Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、SDカードリーダー

HP Spectre x360 16-f

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HPのクリエイター向けのSpectreシリーズのx360 16-fは、ハイスペックノートパソコンで、16型有機ELディスプレイでsRGB、Adobe RGB、DCI-P3の色域カバー率が100%を実現していて、色にこだわった写真編集をするには使いやすい仕様となっています。また、Spectre x360 16-fのパフォーマンスプラスモデルは、ディスプレイが4K UHD+でアスペクト比16:10になり表示領域が広くなります。

メモリが32GB、ストレージは1TB、独立GPUとスペック的に写真編集だけでなく。動画編集などオールマイティにこなせるハイスペックなノートPCです。

価格:税込259,800円~

ディスプレイ 16インチ
解像度 4K UHD+(3840×2400)
色域 sRGB、Adobe RGB、DCI-P3色域カバー率100%
CPU インテル Core i7-1360P
メモリ 32GB
グラフィックス インテル Arc A370M
ストレージ M.2 SSD 1TB(NVMe Gen4×4)
本体重量 1.96kg
その他 Thunderbolt 4 x 2、Wi-Fi 6E、microSDカードリーダー

GIGABYTE AERO 16 OLED

GIGABYTEのクリエイター向けノートパソコンAEROシリーズのAERO 16 OLEDは、4K有機ELディスプレイDCI-P3の色域カバー率100%でsRGBよりも25%多くの色をカバーしているのが特徴で、きめの細かい表示で写真編集を行うことができます。また、GPUも高性能なので、動画編集にも強いモデルです。

MicroSDカードのみのスロットなので、別途でSDカードリーダーが必要になってきます。

価格:税込330,00円~

【パソコンSHOPアーク】⇒ GIGABYTE AERO 16 OLE
ディスプレイ 16インチ
解像度 4K(3840×2160)
色域 DCI-P3色域カバー率100%
CPU インテル Core i7-13700H
メモリ 16GB
グラフィックス GeForce RTX™4060 Laptop GPU (8GB)
ストレージ 1TB(M.2 SSD )
本体重量 2.1kg
その他 Thunderbolt 4×2、Wi-Fi 6E、MicroSDカードリーダー

まとめ

高性能なノートパソコンであれば、写真編集作業は難なくこなせるモデルが多いのですが、正しい色が表示できるかという点では、やはりクリエイター向けの色域の広いディスプレイを搭載したノートパソコンに限られるかと思います。

モニターの色域はそこそこで、その他のスペックだけで選ぶのであれば、もう少し選択の幅が広がって見つけやすくなるかもしれません。自分が求めている作業内容に合わせて、自分に適したノートパソコンを探してみてはいかがでしょうか?