人工知能のAIを利用した人気のRAW現像・写真編集ソフト『Luminar Neo』がSkylum社から2022年2月17日に発売されました。Luminar Neoは、AIを活用した機能が充実していて写真編集作業の効率化が図られ、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応したおすすめRAW現像ソフトです。
今回は、人気のRAW現像ソフトLuminar Neoの値段や機能、特徴などを詳しくレビューします。
※レビューは発売前のデモ版の為、ユーザーインターフェースや機能などの一部変更がある場合もございます。
Luminar Neoとは？
Luminar Neoは、RAW現像に人工知能を取り入れることで煩雑な作業を簡素化し、クオリティの高い画像編集が行える総合的な高機能RAW現像ソフトで、Lightroom的な写真をRAW現像する機能だけでなく、Photoshop的なマスクやレイヤーを使った合成処理もこなせる万能な総合画像編集ソフトへ進化しています。
Luminar Neoは、写真編集の初心者でも人工知能を使った機能を使うことで、プロ並みのRAW現像作業が簡単に行えます。もちろん、人工知能を使わずに、自ら細部を微調整しながら現像する事も可能なので、プロや上級者にもおすすめです。
Luminar Neoは、RAW現像を行う写真家だけでなく、デザイナーやアーティストなどクリエイティブな仕事、画像処理や編集の仕事に携わる人達にもおすすめできるRAW現像ソフトです。
Luminar Neoの価格
Luminar Neoの価格は買い切り型とサブスク型に２種類があります。買い切り型は、サブスクのように毎月支払いする必要はありません。月払い・年払いのサブスク型は、常に最新の状態で、新規追加機能や拡張機能（エクステンション）なども利用可能になります。
新規ユーザーの価格
Luminar Neo新規ユーザーは以下の価格になります。頻繁にセールを行っているので、タイミングが良ければ、割引価格で購入できます！
| 価格 | 拡張機能 | |
|---|---|---|
| 買い切り型 | ¥29,980 | ✖ |
| サブスク型（月払いプラン） | ¥1,480/月 | 〇 |
| サブスク型（1年プラン） | ¥11,980/年 | 〇 |
| サブスク型（2年プラン） | ¥17,980/2年 | 〇 |
※2024年1月6日時点の価格
今すぐ購入 ⇒Luminar Neoの購入ページ
Luminar割引プロモーションコード
1000円 OFF ⇒ PHGFAN
10% OFF ⇒ PHGFANNEO10
※製品によって割引対象外の場合があります
※2つのプロモーションコードの同時使用はできません
既存Luminarユーザーの価格
Luminar4やLuminar AIなど、Luminar製品を使っている既存ユーザーは割引価格での購入が可能になります。
購入ページの右上の『既にSkylum製品をお持ちですか？』の横にある【特別価格を確認する】をクリックすると、既存ユーザー向けの購入ページになります。
既存Luminarユーザーの場合は右上にあるボタンをクリック
Luminar Neoの特徴
Luminar Neoの最大の特徴は、他社のRAW現像ソフトには無い、人工知能を取り入れたオリジナルのAI機能が充実している点です。
もちろん、基本的なRAW現像に必要な機能は全て備わっていて、上級者でも満足のいくように細かな微調整も可能です。現像の項目には、露出、コントラスト、ハイライト、シャドー、白/黒レベル、トーンカーブ、ホワイトバランス、シャープネス、ノイズ軽減、レンズ補正などが含まれています。
一般的なRAW現像ソフトの操作に慣れていれば、特に問題なく扱えるかと思います。
Luminar Neoの編集画面
Luminarシリーズのほとんどの機能はそのまま継承していて、空の入れ替えが簡単に行えるスカイAIなどのクリエイティブな機能、ポートレート向けのAIを使った機能が充実しています。
AIを使ったクリエイティブな機能が充実
他社のRAW現像ソフトでは作業が複雑なものでも、Luminar Neoなら直感的な簡単操作で実現できるので初心者でも非常に扱いやすいのが特徴です。
また、現像作業が面倒な場合は、充実したプリセットを使う事で、数クリックでプロのような写真に仕上げることも可能です。用意されているプリセットは、風景写真、ポートレート、マクロ用などジャンル分けされているので、目的のプリセットが簡単に見つかります。
Luminar Neoの充実したプリセット
Luminar AIやLuminar 4との違い
Luminar Neoは、Luminar AIと比較して、高度なレイヤーやマスク機能を備えていて自由度が高いので、より上級者向けでクリエイティブな作品に仕上げることが可能です。ただし、直感的な操作が多いので初心者でも扱いやすいのが特徴です。
また、人工知能のAI機能の点では、Luminar AIやLuminar 4と比べるとより充実していて、最新の機能が使えます。
Luminarシリーズの主な機能比較表
| Luminar Neo | Luminar AI | Luminar 4 | |
|---|---|---|---|
| 輝度マスク | 〇 | 〇 | |
| AI駆動マスク | 〇 | ||
| ポートレート 背景削除 | 〇 | ||
| センサーのホコリ除去AI | 〇 | ||
| 電線除去AI | 〇 | ||
| リライトAI | 〇 | ||
| 空の変換AI | 〇 | 〇 | 〇 |
| 補正AI | 〇 | 〇 | 〇 |
| 縁取りAI | 〇 | 〇 | 〇 |
| スキン補正AI | 〇 | 〇 | 〇 |
| 構図AI | 〇 | ||
| アトモスフィアAI | 〇 | 〇 | |
| ボディAI | 〇 | 〇 | |
| フェイスAI | 〇 | 〇 | 〇 |
| ポートレート ボケAI | 〇 | 〇 | |
| モバイル アシストによるモバイル シェア | 〇 | ||
| 編集ツールの数 | 36 | 32 | 32 |
| AIツールの数 | 13 | 10 | 4 |
過去の記事でLuminar 4とLuminarAIの機能を詳しく紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。
Luminar Neoの独自機能
リライトAI
Luminar NeoのリライトAIは、逆光や暗い写真でも簡単に明るさを調整することができる機能で、人工知能で写真の奥行きを自動分析し、より自然な仕上がりになります。
前景（近くの明るさ）と遠景（遠くの明るさ）を別々に調整でき、マスク機能と組み合わせることで写真の一部を暗くしたり、明るくしたりと言った柔軟な編集が可能になります。
センサーごみの自動除去
写り込んでしまったセンサーごみは、通常のRAW現像ソフトであれば手動で一つ一クローンスタンプツールなどを使い除去しますが、Luminar Neoのホコリ除去AIなら人工知能が自動で除去してくれます。使い方はボタンをワンクリックするだけの簡単操作で数秒で作業が完了します。
ホコリ除去AIを使用してみた印象は、非常に簡単で良い感じです！センサーごみ以外にもレンズのゴーストの一部も除去する場合があるようです。
電線の自動除去
Luminar Neoのライン除去AIは、写真に写り込んだ電線やその他の色々な線を人工知能が自動認識し、除去してくれる機能です。写真編集に不慣れな初心者でも不要な電線をボタンをワンクリックするだけで簡単に除去できます。
写真をありのままで表現したいような写真家向けの機能ではありませんが、何らかの理由で写真編集が必要な人にとっては重宝する機能だと思います。
数種類の写真でライン除去AIを試してみたのですが、一部の電線が残ってしまう場合もあり、完璧な仕上がりにはなりませんでした。ただし、アップデートの度に精度がアップしているので、発売までにはある程度期待できるかと思います。
ポートレートボケAI
ポートレートボケAIは、ポートレート写真の背景のボケ具合を簡単に調整できる機能です。面倒なマスク処理は人工知能が瞬時に処理し、あとは適用量スライダーを動かして、ボケ具合を見ながら調整するだけの簡単操作で完了します。
ポートレートの背景削除
ポートレート写真の背景を人工知能を使い簡単に削除し、別の背景に入れ替える機能です。色味なども調整可能で自然な仕上がりになります。
※発売時には未搭載ですが、アップデート後に無料追加予定
レイヤー機能
レイヤー機能は、オブジェクト、テクスチャー、透かし、その他のグラフィック要素を写真に重ね合わせる事ができる機能で、よりクリエイティブな写真編集が可能になります。
レイヤー用の画像には、あらかじめ多数用意されていて、フレア、ライトリーク（光漏れ）、スターダストボケ効果、線香花火などの種類があり、独自の画像を追加して重ねる事も可能です。
Luminar Neoのレイヤー機能
重ね合わせたレイヤーの大きさや透明度の調整はもちろん、比較明・暗、乗算、スクリーン、焼き込み、オーバーレイ、ソフトライト、ハードライトなどの合成モードの変更も可能です。
マスクAI
マスクAIは、人工知能が写真内のオブジェクトを自動識別してマスクしてくれる機能で、面倒なマスク処理が不要になります。ものの数十秒ほどで、人間、山、水、空、植物、建造物などの複数のオブジェクトに分類してくれて、数クリックでマスク処理が完了できるのは、非常に画期的です。
使い方は簡単で、ツールにある【マスキング】を選択し、【AIマスク】をクリックします。
そうすると、人工知能が写真を解析し、人間、山、水、空、植物、建造物などの複数のオブジェクトに自動的に分類してくれます。
Luminar NeoのマスクAIが自動でオブジェクトを識別する
あとは、自分のマスクしたいオブジェクトを選択（クリック）するだけでマスクしてくれます。サンプルでは、『山』と『移動手段』を選択しました。
識別されたオブジェクトを選択するだけでマスクされる
もし、マスクの精度が低い時など、必要に応じて、手動でブラシを使ったりしてマスクを微調整することも可能です。
拡張機能が追加可能
Luminar Neoに拡張機能（エクステンション）を追加する事が可能で、HDR合成や被写界深度合成、AIを活用したノイズ除去、画質を保った画像拡大、ブレを修復するシャープ補正など、今までLuminar単体では出来なかった写真編集ができるようになります。
Luminar Neoに拡張機能の詳細は別記事で解説していますので、参考にしてみて下さい。
Luminar Neoの不便な点
文字でのウォーターマークが不可
先代のLuminarシリーズと同様に、Luminar Neoには、著作権表示のウォーターマークを入れる機能がありません。レイヤー機能を使って画像として重ねてウォーターマークを挿入する事は可能ですが、少し手間がかかります。
写真を選別する評価や色ラベルがない
Luminar 4にはあったのですが、Luminar Neoには写真を管理する上で評価（5段階の星）や色分けする機能がなく、細かく分類する事ができません。
ただし、Luminar AIと同様に、Luminar Neoにもアルバム機能が備わっているので、仮想フォルダ上でカテゴリーやジャンル分けなど任意でタグ付け的な使い方もできるので、大量の写真でも問題なく管理できると思います。
Luminar Neoの動作環境
Luminar Neoの動作環境は、他のLuminarシリーズと同様に、ある程度のスペックがあった方が快適に使えそうです。特にメモリは最低8GBですが、サクサク作業するなら16GB以上あったほうが良いと思います。
| OS | Windows 10 バージョン1909もしくはそれ以上（64ビットOSのみ） macOS 10.14以降 |
|---|---|
| CPU | Intel Core i5以上、AMD Ryzen 5以上 |
| メモリ | 8GB以上のRAM（16GB以上のRAM推奨） |
| HDD | 10GB（SSD推奨） |
| ディスプレイ | 1280×768以上 |
| グラフィックス | OpenGL 3.3以降対応のグラフィックカード |
詳細はこちら ⇒ Luminar Neoの公式サイト
まとめ
Luminar Neoには、人工知能を積極的に取り入れた他のRAW現像ソフトにはない特徴があり、面倒な写真編集作業が劇的に簡単になります。今までLuminarシリーズを使ったことのない方は、30日間の返金保証もあるので、この機会に是非試してみてはいかがでしょうか？
また、Luminar AIでは機能的に物足りない中上級者、Luminar 4からの買い替えを検討している人にもおすすめです。
今すぐ購入 ⇒Luminar Neoの購入ページ
Luminar割引プロモーションコード
1000円 OFF ⇒ PHGFAN
10% OFF ⇒ PHGFANNEO10
※製品によって割引対象外の場合があります
※2つのプロモーションコードの同時使用はできません
