市販のイメージセンサークリーナーを使って自分で掃除してみた

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センサークリーニングを自分でやってみた カメラ・機材

2年半程前に購入した一眼レフカメラNikonD7100のイメージセンサーのゴミが気になり始めたので、市販のセンサークリーナーを購入して自分で除去にしてみる事にしました。

以前NikonD750で失敗したことを踏まえ、今回は、PENTAX イメージセンサークリーニングキットとVSGO カメラセンサークリーナーセットの2つを購入して万全の体勢でゴミ除去に挑みました。

一眼レフカメラD750のイメージセンサーのゴミ除去に挑戦! 結果は大失敗!
一眼レフカメラD750でタイムラプス動画を撮影した時に発見した3つの黒い斑点。最初はレンズにゴミが付いていたのだと思っていたのですが、どうやら黒い斑点の原因はイメージセンサーにありそうなので、自分でイメージセンサーをチェックすることにしたのですが、これが悪夢のはじまりでした。イメージセンサーのゴミ除去を自分でやり始めたら悪化してしまいました。

まずは現状のイメージセンサーのゴミの位置を確認

絞り値を最大にして真っ白なものを撮影

センサーについているゴミを確認するには、カメラの設定を絞り優先にセットし、最小絞りで白い壁もしくは白い紙を撮影します。レンズにもよりますがF22~F16位でゴミが目立つようになります。

センサーに付着しているゴミであればブレて写ることは無いので、手持ち撮影でOKです。

D7100のイメージセンサーのゴミ

ゴミ除去前のD7100のイメージセンサーのゴミ・汚れ

レンズ交換の際に出来るだけゴミがカメラ内部に入らないようにしていても、センサー内にはゴミが侵入してしまいます。2年半分の汚れやゴミが結構付着してるのが確認できました。

風景写真を撮影した際、空部分の上部や中心付近のゴミは目立つい場合が多いので、できるだけ除去したいと思います。

いざ、イメージセンサーの掃除を開始!

イメージセンサーに取り掛かる前に、カメラ本体についている埃やゴミを濡れたタオルやブロワーを使って出来るだけ落としておきます。

一眼レフカメラのクリーニングミラーアップをする

メニュー > セットアップメニュー > クリーニングミラーアップ でOKし、シャッターボタンを押すとミラーアップして、イメージセンサーが見えるようになります。終了したい場合は電源をOFFにすると、ミラーが下がります。

クリーニングミラーアップ画面

ニコンのクリーニングミラーアップ画面

ミラーアップしたら、カメラを下向きにしてイメージセンサーの大まかなゴミをブロワーで除去します。この時イメージセンサーにブロワーの先端が触れないように注意してください。

まずは、PENTAXイメージセンサークリーニングキットでゴミを粘着して除去

PENTAXのイメージセンサークリーニングキットは、専用の棒の先端にペタペタとゴミを粘着させ除去するというものです。日本語の説明書があるので分かり易いです。

PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1

PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1

使い方は、棒の先端のオレンジ色の部分をイメージセンサーに当てゴミを粘着させます。オレンジ色の部分はグミの様な柔らかい素材で予想以上にペタペタと粘着力があります。

一度センサーに当てたら、すぐに専用のシール状のシートの上にオレンジ色の部分先端をくっ付けゴミを取り除きます。それをひたすら繰り返していきます。

イメージセンサーに付着しているゴミは、写真と上下左右が逆になるので、左上に写っていたゴミは実際は右下にあります。

とりあえず、写真を見ながら大まかなゴミの位置を把握して、ゴミの付着してそうな付近を重点的にペタペタしてみましたが、目視できるのに除去できないゴミが!

頑固な汚れはVSGOのスワブ&液体で拭き取る

VSGOのセンサークリーナーセットは、専用の液体をスワブと呼ばれる平らな綿棒に数滴たらし、スワブを使って汚れを拭き取るというものです。

VSGO カメラクリーニング用品 APS-Cセンサースワブ+センサークリーナーセット

VSGO センサークリーナーセット 液体とスワブ

使い方は、スワブの先端に液体を2、3滴ほど垂らし湿らせた状態で、イメージセンサーを左から右に拭き、今度は逆に右から左に拭き、1往復させます。スワブにはゴミが付着している可能性が高いので、1往復で使い切りです。

スワブの大きさは、フルサイズ用やAPS-C用などがあり、センサーを1往復できる丁度良いサイズになっています。一回のクリーニング作業で数本は使うと思いますが、VSGO センサークリーナーセットにはスワブが12本付きなので安心です。スワブが無くなったらスワブだけでの購入もできます。

PENTAXでは取れない汚れが除去できた!

実際に使ってみたら、PENTAXのイメージセンサークリーナーでは除去できなかったゴミもあっさりと取れました。ただし1往復では完全に取れなかったので、別のスワブに交換してもう1往復したら、目視できるゴミは除去できました。

VSGOのカメラクリーニングキットは、センサークリーニング液、フルサイズ用APS-C用のスワブ、更に手袋やブロアー、レンズペンなど付いてお得です。

市販のセンサークリーナーである程度のゴミは除去できた

結局、何度かPENTAXでペタペタして、VSGOで拭き取り、撮影してゴミを確認の工程を繰り返し、イメージセンサーのゴミはある程度除去できました。数か所のゴミは残っていますが、クリーニング前に比べたら雲泥の差で綺麗になりました。

初めはイメージセンサーを自分で掃除するのは、勇気がいりますが、やってみると意外と簡単にできるものです。お金と時間を考えたら、自分でイメージセンサーのゴミを除去してみるのも良いかと思います。但し、自己責任でお願いします。

D7100のイメージセンサークリーニング後

D7100のイメージセンサークリーニング後はある程度のゴミは除去できた

イメージセンサーのクリーニングの深追いは厳禁!完璧は求めない!

神経質な完璧主義者の人は自分でイメージセンサーのクリーニングをしない方が良いと思います。ゴミを完全に除去しようとすると、無限ループにハマってしまいます。ゴミが取れたと思ったら、違う所にゴミが付いていたりと、その繰り返しになるだけで、なかなか上手く取れないものです。

イメージセンサーのゴミはある程度取れれば十分です!

実用域の絞りで撮影していたらセンサーのゴミはあまり気にならないと思います。もし、センサーのゴミが写ったらPhotoshopやLightroomで除去すれば良いだけのことで、2、3か所なら数秒で出来ます。