Lightroomの使い方:第4回 コレクションで写真を整理し見つけやすくする

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

Lightroomのコレクションの使い方 Lightroomの使い方

Lightroomで写真を管理していると日ごとに写真が増え、過去から目当ての写真を探し出すのに苦労していませんか? そんな場合はLightroomのコレクション機能を使ってグループを作っておくと、大量にある写真の中から簡単に見つけ出すことができます。

今回は、Lightroomで大量の写真を管理するのに便利なコレクションの使い方を解説します。

Lightroomのコレクションとは?

Lightroomのコレクションとは、写真をグループ分けしてまとめておく機能で、整理や管理がしやすくなります。グループ分けした仮想フォルダに写真を振り分けると言ったほうがイメージしやすいかもしれません。

ただし、実際にはコレクション用のフォルダは存在ぜず、写真データの入ったフォルダとの混乱を避ける為、Adobeではコレクションにはフォルダという言葉やアイコンは使っていないようです。

例えば、『風景』、『ポートレート』、『動物』、『植物』というコレクションを作りグループ分けし、写真を振り分けることができます。

コレクションの種類

コレクションにはそれぞれ異なる特徴を持つ3種類があります。

  1. コレクション(自分で選択)
  2. スマートコレクション(自動で選択)
  3. クイックコレクション(一時的に選択)

コレクション

コレクションは、写真を整理する為に自由に名前を付けグループ化できる機能のことで、自分で任意に選択した写真をコレクションに追加していきます。重要な写真や後から編集したりするような写真はコレクションを作り、振り分けておく事で、簡単に見つけ出すことができます。

コレクションの数には制限がなく、細かくグループ分けすることができ、同じ写真を様々なコレクションに振り分けることが可能です。

コレクションを作成する方法

画面左にある【コレクション】パネルの【+】をクリックし、【コレクションを作成】または【コレクションセットを作成】を選択します。

コレクションを作成する方法

【名前】の部分に、コレクション名を入力して、【作成】ボタンをクリックします。

コレクションの作成で名前を入力

コレクションとコレクションセットの違い

コレクションセットとは階層化されたコレクションの集まりで、大グループを更に細分化して、小グループを作る時に使います。この大グループがコレクションセットにあたり、階層のないグループが、コレクションになります。

コレクションとコレクションセットの違い

コレクションとコレクションセットの違いは、階層があるかないか

例えば、『動物』というコレクションセット内に、『羊』、『犬』、『猫』などのコレクションを作成し、細かく分けることができます。

コレクションセットの中に入れ子状態で更にコレクションセットを追加さたり、コレクションセット内や外にあるコレクションをドラッグして自由に移動させることが可能なので、写真が増えてきてから構成を変更しても問題はありません。

写真をコレクションに追加

写真をコレクションに使いするには、ライブラリのグリッド表示にして、追加したい写真を画面左のコレクションにドラッグ&ドロップするだけです。複数の写真をまとめてコレクションに追加したい場合も同様に、Ctrl(コントロールキー)を押しながら写真を選択し、ドラッグ&ドロップします。

写真をコレクションに追加

写真をコレクションから削除

コレクションから写真を削除する場合は、画面左の該当のコレクションをクリックし写真を一覧表示させ、削除したい写真を選択し、【Delete】ボタンを押すか、右クリックで【コレクションから削除】を選ぶかのどちらかです。

コレクションを削除する方法

一旦作ったコレクションを削除する場合は、画面左の該当のコレクション上で右クリックし、【削除】を選択します。

コレクションを削除する方法

確認ダイアログが表示されるので、【削除】をクリックします。

コレクション内にあった写真は、カタログに残ったままで元画像が削除されることはありません。

スマートコレクション

Lightroomのスマートコレクションとは、定義した項目に基づいて写真が自動的に振り分けられるコレクションの事で、デフォルトのスマートコレクションには、『5つ星』、『キーワードなし』、『ビデオファイル』、『レッドのラベル』、『過去1ヶ月』、『最近編集した写真』の項目があります。

通常のコレクションだと自分で選別するという作業が必要ですが、スマートコレクションを使えば、自動で振り分けられるので非常に簡単です。

スマートコレクションの項目の追加・編集

画面左にある【コレクション】パネルの【+】をクリックし、【スマートコレクションを作成】を選択します。

名前を入力し、場所を【コレクションセット内】にチェックを入れ、【スマートコレクション】を選択します。

スマートコレクションの項目の追加

あとは、自分の好きな条件を追加していき、最後に【作成】ボタンをクリックします。
スマートコレクションの項目には、撮影日、カメラ、レンズ、焦点距離など写真のExifやメタデータなどの条件を自分で自由に追加や削除ができ、1つの項目に複数の条件を設定することも可能です。

1つの項目に複数の条件を設定することも可能

クイックコレクション

Lightroomのクイックコレクションはその名の通り、素早く写真を選択し一時的なコレクションとしてグループ分けする時に使います。

普通のコレクションはあらかじめ存在するグループに写真を追加していくのに対し、クイックコレクションは、最初に写真を選択していき、後からそれらの写真を新規コレクションとして保存・追加します。

ある目的で写真を選別し、それをコレクションとして保存する場合に適しています。

クイックコレクションに写真を追加する方法

ライブラリや現像モジュールでグリッド表示や画面下部のフィルムストリップで写真がサムネイル表示されている場合は、サムネールの右上にカーソルを重ねると現れる【〇】アイコンをクリックするだけで、クイックコレクションに追加されます。

クイックコレクションに写真を追加する方法

また、写真を一枚で表示させている場合は、右クリックして【クイックコレクションに追加】を選択するか、もしくはキーボードの【B】キーを押すだけです。削除したい場合は、再度【B】キーを押すとクイックコレクションから削除されます。この操作は、ライブラリもしくは現像モジュールで表示させているどちらの場合でも有効です。

クイックコレクションをコレクションとして保存

写真の選定が終わってクイックコレクションをコレクションとして保存する場合は、ライブラリモジュール切り替え、画面左側の「カタログ」パネルにあるクイックコレクション上で右クリックし【クイックコレクションを保存】を選択します。

クイックコレクションをコレクションとして保存

【コレクション名】に任意の名前を入力し、【保存後にクイックコレクションを消去】にチェックを入れて【保存】ボタンをクリックします。

保存後にクイックコレクションを消去

そうすると、クイックコレクションの中身が空になり、先ほど保存した新しいコレクションが追加されます。

まとめ

Lightroomには3種類のコレクションがあり、それぞれに特徴があるので、上手く使い分けることで大量の写真でも簡単に整理し管理することができ非常に便利です。

何となくLightroomを使っていた人でちょっと写真が増えてきて、管理がしにくいと感じてきたら、コレクション機能を使って、写真を整理してみてはいかがでしょうか?

また、コレクションをクラウドベースのLightroomと同期させる事も可能で、Lightroomのモバイル版でPCで管理している特定のコレクションを読み込ませると言った使い方もできます。

Lightroom&PhotoshopはAdobe公式ページがお得!
LightroomとPhotoshopの両方が使えるフォトプラン(20GB)の月額1,180円(税込)はAdobe公式ページでのお申込みのみです!1TBのストレージ付きならアマゾンからでも購入可能ですが、ストレージが20GBで十分なら、Adobe公式ページの方が断然お得です。
【購入手順】

Adobe公式購入ページ > プランや価格の詳細

Adobe フォトプラン購入手順
ストレージオプションで20GBを選択すると月額1,180円のプランに切り替わります!
Lightroomの使い方
この記事を書いた人
Tomoya Osa

新潟在住の写真家&グラフィックデザイナー。約19年間住んでいたニュージーランドの絶景を写真に残そうと思ったのが写真を始めたきっかけで、風景写真、星空と天の川の星景写真を中心に撮影。写真やカメラに関する情報をわかりやすく解説し発信しています。

フォローする