フルサイズ機も対応!中型カーボン三脚SIRUI T2204Xならトレッキングにも携行できる

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SIRUI T2204X カメラ・機材

NikonD750を購入してから1年程が経ち、星景撮影などで長時間露光の機会が増え、もっと安定感のあるフルサイズ機にも対応できる三脚の必要性を実感し、今回、SIRUIの中型カーボン三脚T2204Xを購入しました。

SIRUIは世界的にも有名な三脚をメインに製造している中国のメーカーで価格も高すぎない比較的お手頃価格な製品が多いのが特徴です。

NikonD750はフルサイズ機にしては軽量なのですが、やはりフルサイズ用のレンズと合わせると1.5kg程になります。更にカメラとレンズ以外の機材を付けた場合は2kg前後になってしまうので、ある程度の重さに耐えられトレッキングに携行できる中型クラスの三脚が必要になってきます。

トレッキングに携行する三脚の条件

私が探していた登山やトレッキングに携行できる三脚は、NikonD750のフルサイズ機でも安定感があり、出来るだけ軽量、尚且つ、リュックに入る大きさが条件です。

  1. 重量:1.5kg(雲台含めて)
  2. 長さ:リュックに収まるサイズ
  3. 耐荷重:5kg以上

これらの条件を満たすとなると中型以上の三脚になり、アルミ製は結構重さが気になるので、登山やトレッキングの事を考慮すると選択肢は軽量なカーボン製。

中型カーボン三脚 SIRUI T2204Xを購入

中型サイズのカーボン三脚になると無名な中国製だと1万5千円位からありますが、ちょっと信用できないので、それなりに長く使える信頼のある三脚にしようと思い、SIRUIのT2204Xを購入しました。SIRUIの三脚製品には6年保証があるので安心です。

SIRUI T2204X

中型カーボン三脚SIRUI T2204X

スペック

重量:1.3 kg
耐荷重: 15 kg
縮長:49cm
格納時縮長:41cm(脚を反対側に倒した場合)
全高:123cm
最全高:143cm(エレベーターを伸ばした時)
地上最低高:14cm
パイプ段数 : 4段
最大/最小パイプ径 : 28/19mm

参照:http://www.sirui-japan.com/products/tx/t-2204x.html

雲台はSIRUIのG20X

三脚T2204Xは雲台とセットもあるのですが別々で購入した方が安かったので、別でSIRUIのG20Xという雲台を購入しました。ベーシックモデルでありながら、十分すぎるスペックでフルサイズ機でもガッチリ固定できます。

SIRUI雲台G20X

雲台はSIRUI G20X

※通販で購入したら、G20KXというモデルが届いたので問い合わせてみた所、今後、色違いの製品を出す予定で色の型番としてK(ブラック)が付いただけで、G20Xとスペックに違いはなく全く同じという事でした。

スペック

重量:360g
耐荷重: 20kg
ボール直径:36mm
全高:100mm
ベース径:50mm
雲台取付ネジ:3/8インチ
アルカスイス互換規格クイックシュー TY-50X付属

参照:http://www.sirui-japan.com/products/cat30/g-20x.html

三脚SIRUI T2204Xの使い勝手は?

雲台のG20Xを付けると重さが1.6kg程になりますが、中型三脚でありながらも程良くコンパクトになり、機能的にも十分で非常に使いやすい三脚だと思います。

三脚SIRUI T2204X

三脚SIRUI T2204XにNikon D750を装着

脚の剛性力

三脚の脚の直径は太い部分で28mm、一番細い部分で19mmあり、全部伸ばした状態で手で上から少し力を加えても、しっかりとした剛性力でD750なら全く問題ないと言った感じです。

三脚の脚を一番短くした状態で開脚角度を最大に広げて上から力を加えると、少しカーボンのしなりを感じますが、通常の使用範囲で大きな負荷をかけなければ撮影に影響ないと思います。重たい機材を使用する場合は少し気を付けた方が良いかもしれません。

ナットロックはスムーズ

脚部分のナットロックを緩めると簡単に脚の長さを調整することができます。少し緩めただけでス~ッと脚が動くので微調整も楽です。

エレベーターの下にはフック付き

風の強い日やタイムラプス撮影などで30分~数時間ほど三脚を固定したい場合、フックに重りをぶら下げたり、レンズヒーター用のモバイルバッテリーなどをぶら下げたり、色々と重宝します。

三脚のフック

エレベータの下にはフックあり

バネ式のフック

バネ式のフック

地上最低高14cmのローアングル

付属のローアングル用エレベーターに付け替え、開脚角度を目いっぱい広げる事で三脚が地上最低高14cmまで下がります。雲台の高さを入れると25cm位の位置にカメラを設置できかなりのローアングル撮影が可能になります。

SIRUI T2204X ローアングル用エレベーター

SIRUI T2204Xの付属のローアングル用エレベーター専用ケース付

開脚角度の調整

開脚角度の調整は3段階

ローアングル

開脚角度最大時でローアングル撮影が可能に

石突はゴム&スパイク

ゴム製の石突を回すことで金属のスパイクが出せるので、場所によってゴム製の石突にしたり、金属製にしたりと切り替えが簡単にできます。

石突のスパイク部分

ゴムの石突を捻ると金属スパイクが出てくる

ゴムの石突と脚の隙間に砂が入りやすいのが少し気になります。

石突の隙間

石突の隙間に砂が入りやすい

意外とコンパクトになるが…

三脚の脚を反対側に倒すと41cmと結構コンパクトになりますが、雲台を付けた状態だと少しかさ張るのは否めません。登山やトレッキングで携行する際、リュックの側面に三脚を装着する場合は、面倒でも雲台を外した状態の方が良いと思います。

SIRUI三脚折り畳み-雲台無しSIRUI三脚折り畳み-雲台あり

まとめ

お手頃価格な中型三脚SIRUI T2204Xは大きすぎず小さすぎず、普段使いから登山まで幅広く使える三脚だと思います。トレッキング以外で使う場合は、付属の三脚ケースに入れて持ち運ぶこともできます。

旅行用の三脚としては少しかさ張るので、もう少しコンパクトなタイプを選ぶなら脚が5段のT2205Xをおすすめします。ただし、三脚の脚が細くなる分、剛性力が落ち耐荷重も減るので、個人的には4段のT2204Xをおすすめします。

カメラ・機材
この記事を書いた人
Tomoya Osa

新潟在住の写真家&グラフィックデザイナー。約19年間住んでいたニュージーランドの絶景を写真に残そうと思ったのが写真を始めたきっかけで、風景写真、星空と天の川の星景写真を中心に撮影。写真やカメラに関する情報をわかりやすく解説し発信しています。

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