一眼カメラ初心者に50mm単焦点レンズがおすすめな理由

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一眼レフ初心者におすすめの50mm単焦点レンズ カメラ・機材

一眼カメラ初心者が初めて買う単焦点レンズなら50mmがおすすめです。各メーカーから撒き餌レンズと称されるお手頃価格でありながら画質が良いと評判の50mm f1.8の単焦点レンズは、初心者はもちろん上級者まで幅広い層に人気です。

オールマイティな標準レンズ50mmの画角

一般的に標準レンズと言われる焦点距離50mm(フルサイズ換算)は、人が肉眼で見た時とほぼ同じ画角で、広角特有のパースの歪みなどが殆どないので見たままの物を撮影できます。50mmはの単焦点レンズは、スナップ、風景、物撮り、ポートレートなど様々な撮影が出来るオールマイティなレンズと言えます。

ボケ味が綺麗な50mm単焦点レンズ

NIKON D750 (50mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
フルサイズ機と単焦点レンズの組み合わせで楽しめるボケ味

50mm単焦点レンズでスナップ撮影

NIKON D750 (50mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
50mm単焦点レンズでスナップ撮影

50mmレンズで風景撮影

NIKON D750 (50mm, f/8, 1/640 sec, ISO100)
f8に絞って風景を撮影

APS-C機は35mmが標準レンズ

APS-C機の場合は35mmレンズを付けた場合、フルサイズ機の1.5倍(キャノンは1.6倍)の52.5mmの画角になり、フルサイズ機に50mmのレンズを付けた画角とほぼ同じになります。

35mm作例

NIKON D7100 (35mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO100)
APS-C機D7100にAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gで紫陽花を撮影

APS-C機に50mmのレンズを付けると、フルサイズ換算で75mmになり中望遠レンズの画角になるので注意が必要です。中望遠だと結構画角が狭くなるので使える場面が限られてきます。

Nikon 50mm作例

NIKON D7100 (50mm, f/3.2, 1/2000 sec, ISO320)
APS-C機D7100にAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gで中望遠の画角で撮影

写真の腕を磨くにはちょうど良い50mm

標準レンズは裏を返すとレンズに癖がない分、写真の良し悪しは撮影者の腕次第と言えます。そう言った意味で、カメラの上達には標準50mmの単焦点レンズが欠かせないと言われている理由です。

また、単焦点レンズだと固定された画角なので、構図を決める際に自分が動いて距離を調整するようになり、被写体との距離感が身に付きます。この画角ならこの位置だと丁度良い構図になる!と言う感覚が自然と分かるようになります。

単焦点レンズは画質が良い

ズームレンズに比べると単焦点レンズは構造がシンプルなので画質が良くなる傾向にあります。ズームレンズはより多くのレンズを経由してイメージセンサーに光が届くため、どうしても画質や明るさの面では単焦点レンズには敵いません。

特に初心者向けのキットレンズのようなズームレンズと比べる、単焦点レンズはの画質の良さに感動を覚えるかと思います。

綺麗にボケてくれる単焦点レンズ

焦点距離50mmの単焦点レンズの多くはズームレンズに比べると良くボケてくれます。特にF値の少ない明るいレンズほど、一眼カメラならではの綺麗なボケを表現できるのが特徴です。

単焦点レンズを使う事で急に上達したかのような美しいボケ味の写真がカメラ初心者でも簡単に撮れます。また、絞りの違いによるボケ味の感覚も身に付きやすくなるといったメリットもあります。

初心者におすすめの50mm単焦点レンズ

ニコンのミラーレスならNIKKOR Z 40mm f/2

ニコンのミラーレス一眼のフルサイズ機ならNIKKOR Z 40mm f/2が撒き餌レンズとして人気です。50mmではありませんが、比較的安価な値段でありながら、画質が良くコンパクトで、単焦点デビューするのにうってつけのレンズです。

ニコン一眼レフユーザーならAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

ニコンのフルサイズ一眼レフ機を持っているならニコンの撒き餌レンズのAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gが絶対おすすめです。画質、値段、コンパクトな大きさで買って損なしの単焦点レンズです。今はAPS-C機だけどフルサイズ機が欲しいと思っているなら将来を見据えてフルサイズ機対応の50mm単焦点レンズを購入した方が絶対損はしません。フルサイズ機を購入した後でもずっと使い続ける事ができます。ただし、APS-C機に50mmだと画角は結構狭くなるのでが難点です。

D750と50mm f1.8

D750とAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの組み合わせ、非常にコンパクトなレンズ

将来的にフルサイズ機を購入するかもと言う方にもう一つの選択肢として、 若干値段は高めになりますが、フルサイズ対応のAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDならAPS-C機で使っても標準レンズとして使えます。

ニコンのAPS-C機なら35mm

将来的にフルサイズ機は買わないのであれば、APS-C機で標準と言われる画角で撮影をしたいなら35mmの方が使い勝手は良いと思います。ニコンの撒き餌単焦点レンズ35mmと50mmは、値段的にもほぼ一緒なのでAPS-C機ユーザーにとっては非常に悩むところです。

ちなみに、私の最初の一眼レフカメラはニコンのAPS-C機D7100で、本体と一緒にシグマのズームレンズと単焦点レンズAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G(DX専用)を購入しました。しかしその1年半後にはフルサイズ機D750を購入し、その後はAPS-C機で35mmレンズは全く使わなくなり、すぐに手放しました。そして、結局フルサイズ対応のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gを購入し現在も愛用しています。

キヤノンの撒き餌レンズ

キヤノンの一眼レフ用の撒き餌レンズEF50mm F1.8 STMは、初心者にとっつきやすい超お手頃価格です。

キヤノンのミラーレス一眼用の撒き餌レンズRF50mm F1.8 STM。

ソニーの撒き餌レンズ

ソニーの撒き餌レンズFE 50mm F1.8は、他メーカーと比べるとやや高めの値段設定ですが、単焦点レンズとしてはお手軽価格です。

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この記事を書いた人
Tomoya Osa

新潟在住の写真家&グラフィックデザイナー。約19年間住んでいたニュージーランドの絶景を写真に残そうと思ったのが写真を始めたきっかけで、風景写真、星空と天の川の星景写真を中心に撮影。写真やカメラに関する情報をわかりやすく解説し発信しています。

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